トリミング

元画像では、画面下部と右端に、入れたくなかった物が入り、水面がうるさく感じます。
上・左が元の画像です。上・右がトリミング後の画像です。
画面左の余分な物がなくなれば、すっきりして、花と蝶が引き立ちます。
上・左が元の画像です。上・右がトリミング後の画像です。

■トリミングとは、画面の一部だけを切り出す加工(補正)を指します。
その目的は大きく分けて二つです。
一つは、意図したものが写り込んでしまった時の修正作業としてのトリミングです。
もう一つは、トリミングをすることで無駄が排除されて主題を引き立たせることができので、表現のために行う場合です。

上・左が元の画像です。上・右がトリミング後の画像です。主題の犬が強調されて、画面もすっきりしました。
上・左が元の画像です。上・右がトリミング後の画像です。見せたい部分(水滴)を大きくしています。
上・左が元の画像です。左下にガードレールが入ってしまいました。上・右がトリミング後の画像です。
上・左が元の画像です。上・右がトリミング後の画像です。余白を少なくして主題を強調しています。
上・左が元の画像です。画面左端の赤い葉がうるさく感じます。
上・右がトリミング後の画像です。画面がすっきりしました。
上・左が元の画像です。画面下と右下に写したくなかった花びらが入ってしまいました。
上・右がトリミング後の画像です。主題を強調するために明るさの調整もしています。


※画像サイズが小さい場合や、主題となる被写体が特定できない場合は、トリミングできないことがあります。


ここからは、作品作りのために行ったトリミングの例です。
トリミングの前と後で印象が大きく異なっているのがおわかりいただけると思います。


上・左が元の画像です。左上に中途半端に入っている空をカットすると同時に画面を縦位置にして、船の形を強調しています。
上・左が元の画像です。写真を見ているうちに、画面左に入っている光がじゃまに感じてきました。その部分をトリミングして緑の葉と紅葉している葉のコントラストを強調しました。
上・左が元の画像です。縦位置で写されていますが、下半分がごちゃごちゃしていています。横位置になるようにトリミングして花と光で画面を構成し直しました。
上・左が元の画像です。画面が三分割されていて水芭蕉の花が目立たなくなっています。空の部分をトリミングすることで、森の中で咲いている水芭蕉に自然に目がいきます。